中古ドメインは、ドメイン数が増えていくと手に負えないモンスターとなる。稼いでいるドメインなのかそうでないのかも分からなくなり1年後には意味のないドメイン更新を迎える。
私のドメイン運用方法は、少ないドメイン数で効率よく稼ぐことを第一にしている。ドメインは少ないが正義だ。ドメイン数自慢をするほど効率が悪いと言っているようなものだ。
ドメイン効率化の裏技は詳しく当たり中古ドメインの選び方と裏技的運用方法に書いているのでよかったら見ていただきたい。
当たりドメインだけで運用する方法
ドメイン運営開始日をメモしておこう
中古ドメインを設定したら第一に運営開始日をメモしておこう。私の場合アクセス解析ツールのサイト名の前に日にちを付け加えている。
こうすることで、ドメインを設置してからどれくらいでアクセスが発生したか、あるいは発生していないかを判断することができる。
上画像の例でいうと、真ん中のドメインのアクセスが一番多いので当たりドメインは真ん中のドメインだということが分かる。
当たりドメインの動き
真ん中のドメイン(当たりドメイン)を少し前のデータから見ていくとしよう。
立ち上げた日からクローラーが回ってきて3日目にはアクセスが発生している。
次に8月(今月)のデータを見てみよう。2日からアクセスが盛り上がってきて徐々にアクセス数が上がってきている。8月12日現在では73のオーガニック流入数となっている。
このように当たりドメインの反応は早い。検索順位が付くのはクローラーが回るタイミングにもよるが、実際にはクローラーが回る頻度やページ数も多い。
外れドメインは速やかに排除する
1ヶ月経っても反応がない中古ドメインは、限りなく外れに近いドメインだ。
稀に数か月後に上がるということもあるらしいが、クロールされていて順位が上がらなければ被リンクパワーがないという判断をしても構わないと私は思っている。
被リンクがグーグルによって評価されるまでに必要な時間はおよそ5〜10日程度なのでクロールされた日からその期間を過ぎると評価の変化はあまり起きない。
1か月経過をしたときに1週間平均のオーガニック流入数、アクセス数を見て自分が定めた規定数よりも低ければサーバーから削除し、ドメイン更新をしないように設定を行う。
外れドメインを切り捨てることをしなければドメイン数は膨れ上がり仕事時間をドメイン管理に取られてしまう。
ドメインの断捨離をしてスッキリした環境で仕事をしよう。
aHrefsで正確に状況を判断する
aHrefsを持っている人は、バッチ分析を使ってアクセス数よりも正確に状況を判断することができる。
さきほどの3ドメインをバッチ分析にかけてみたのが下画像だ。
オーガニック検索という項目を見てもらうと、100位以内にランクインしているキーワードの数と、月間オーガニックトラフィック数(実際にアクセス数は2〜5倍程度)を確認できる。
全くの外れドメインはキーワード・トラフィックも0に近い数値となっているので、その場合はすぐに判断して整理するべきだ。
どの程度のトラフィックならドメインを残しておくべきか
どの程度のアクセス数があればドメインを残すのか? という疑問が出てくると思う。
その場合、取り組んでいる案件次第となるがもし計算ベースが必要であれば次のような計算をするとわかりやすい。
100 × 12 = 1200 PV
1200PVのうち 10%が広告クリックをするとしたら 120人がLPへと飛ぶ。あとはEPCが30円だとすれば3600円が年間報酬となる。これに承認率が加わってくる。
ブログ運営などでは1PVあたり1〜2円程度稼ぐだろうし、aspアフィリエイトの場合数十円となることも多いだろう。
そこは自分の基準値をしっかり決めて無理のないドメイン数になるようにすればいい。