サテライトサイトとは一体どんなものでしょう?サテライトサイトってペナルティ等のリスクがある?
サテライトサイトの基礎知識・作り方を知らない人のために解説します。また、サテライトの陣形によって効果が大きく異なることはあまり知られていません。
今回はそんなサテライトサイトの陣形パターンも3つご紹介します。
サテライトサイトとは
アフィリエイトサイトやブログの検索順位を上げたい場合、別のサイトからリンクを送る方法があります。
リンクを送ることで、メインサイト(順位を上げたいサイト)のドメインパワーを高める効果があります。
サテライトサイトは、ドメインパワーが高い中古ドメインを使うことが多く、1つだけでなく複数であることがほとんどです。
リンクを送るサイトはメインサイトの周りを回る衛星のようなのでサテライトサイトと呼ばれています。
サテライトサイト向け中古ドメインの選び方
サテライトサイトに使用する中古ドメインは、オーランの中古ドメイン販売サイトで10個セットがおすすめです。1つずつ購入するよりも、中古ドメイン購入の時間とコストを抑えましょう。
自分で取得したい方は、Expired Domains(Expired Domainsの使い方)で野良中古ドメインをゲットするとよいです。
ドメインの良し悪しを判断するツール ドメイン転生 を使うと効率よく良質の中古ドメインを探すことができます。
中古ドメインの選び方の知識を増やすには、こちらのドメインランクの基準値を見て勉強してみるのもおすすめです。
中古ドメインは、予算や時間コストに合わせて、自分で取得するか、購入するか、お好みで準備してください。
サテライトサイトの作り方
レンタルサーバーを契約する
サテライトサイトは、メインサイトと別のウェブサーバーを確保します。IPアドレスがメインサイトと同じよりも、別のIPアドレスのほうが被リンクとして評価が上がると言われています。
おすすめのレンタルサーバーをまとめていますので、レンタルサーバー選びにお使いください。
WordPressを準備する
サテライトサイトはWordPressで作ります。メリットとしてブラウザ上で編集・バックアップ・削除・リンク貼り替えができることが挙げられます。
ワードプレステーマを選ぶ
サテライトサイトのテーマは同じものばかり使うのは不自然なので、いくつかのテーマを使っています。
クレジット表記を消す
海外WordPressテーマのほとんどはテーマ公式サイトとワードプレス公式サイトのクレジット表記(とリンク)が付いているのでそのままにしておくとリンクジュースが流れてしまいます。
そういうときは、Remove Footer Creditプラグイン を使うとテキストリンクが消せます。(ツール – Remove Footer)
クレジット表記の削除に関してはワードプレスライセンスの考え(GPL)がテーマにも適用されるので改変OKです。ただしテーマを作ってくれた作者への感謝を込めてそのままにしておくのもあり。(削除は自己責任にてお願いいたします。)
コンテンツの作り方
パターン1 外注タスク記事を使う
サテライトサイトの記事は、外注でタスク記事を募集して一気に複数サイトで分けると効率がよいです。
例えば サングラス についてのサテライトサイトを作るなら
・レディースサングラスおすすめブランド
・メンズサングラスおすすめブランド
・サングラスの選び方
・折りたたみサングラス
と見出し(H2)を考えます。(実際は10見出しくらい)
「上記の見出しのうちいずれかを300文字以上で書いてください。」などと指示するだけで、見出しごとに記事が複数集まります。あとは記事を複数サイトに割り振るだけ。
パターン2 ツール記事を使う
組み換え記事、置き換え記事、ワードサラダ記事はペナルティを受ける可能性はゼロではありませんが、実際のところペナルティを受けることはほぼありません。
ツール記事だと関連キーワードが不足するというデメリットがありますので、自分で文章を準備してもよいでしょう。
ただサテライトは、メインサイトへリンクを送るのが目的なので、あまり時間をかける必要はありません。組み換え記事でさっと準備してしまうのも手です。
主な文章自動作成ツール
パターン3 リライト記事
サテライト用コンテンツは、きちんとした文章を一度準備すればあとは言い回しを替えて文章の使い回しをするリライト記事にするのもありです。
ジャンルは気にしたほうがいい?
もし仮に別のジャンルのサテライトサイトを持っている場合はリンクを送らないほうがいいのか?
私個人の意見としては、同じジャンルからのリンクは評価されやすいので、できることなら合わせたほうがいいです。
しかしジャンルが合わなくてもそれほど気にすることはありません。全く違うジャンルから評価を受けることも自然にありえるからです。
発リンクの方法
さらにサテライトサイトの理解を深めるために発リンクについて解説します。
サテライトからのリンクの送り方
リンクを貼る方法は以下の2通り。
- テキストリンク
- 画像リンク
アンカーテキスト
アンカーテキストとはテキストリンクの文字列のことで
- URL
- サイトタイトル
- ページタイトル
- 複合キーワード
- その他の文字
という方法があります。
もっとも自然なリンクは
- URL
- サイトタイトル
- ページタイトル
複合キーワードで 中古ドメイン 選び方 のように検索上位を狙っている文字をアンカーテキストを入れる行為は、被リンクの理解度が低い方はしないほうがいいでしょう。グーグルもそのような行為はペナルティ対象としています。
画像リンク
画像からリンクをすることは稀です。もし、画像からリンクを送る場合アンカーテキストが設定されないのでその代わりになるのがALTタグ。imgタグの中にALTを設定して発リンクをするとALTの文字列がアンカーテキストと同じ扱いとなります。
リンクを貼る場所
- トップページ
- フッター
- 個別記事内
- コメント欄
など。
私がもっとも使用するのはトップページの記事途中からのテキストリンク。その次に使用するのがフッターからのテキストリンク。フッターからの発リンクは、サイトのページ数が多いほどリスクが高くなりますので注意が必要です。
コメント欄からのリンクは、スパム行為として非常にペナルティを受けやすい(海外のブラックSEO、ハッキング、スパム、宣伝行為に多い)ので利用は避けたほうがいいです。
サテライトのページからメインサイトへリンクを送る例
(ページタイトル 中古ドメインは効果あるのか)← サテライトとしても複合で順位を狙う
・中古ドメインの選び方(H2)
本文1
・被リンクとアンカーテキスト(H2)
本文2
・ドメインパワーの上げ方(H2)
本文3
参考 ドメインパワーの見方(リンク先:ドメインパワーページのURL)
となる。
・サテライトサイトのジャンルはメインサイトと合わせる
・リンク先ページ内容を意識してコンテンツを作る
・サテライト自体でもサイトタイトル、ページタイトル、見出しH2でSEOを行う
リンク周辺コンテンツ
リンクを送る際に、Googleはアンカーテキスト以外にもリンク周辺のコンテンツも見ています。リンク周辺のテキストは関連性を意識して作ったほうがいいというわけです。
メンション
サテライトサイトにおいて被リンク以外にも実はメインサイト評価を上げることができます。
それはメンション。
メンションとは、話題になっていることを示す指標で、発リンクをされていなくてもサイト名やブランド名、URLが別サイトやSNSに発見された場合は話題になっていることをGoogleは認識しています。
サテライトサイトのペナルティ
リンクを送るリスク
サテライトサイトは効果があるということが理解できたと思いますが、リスクについても知っておく必要があります。
Googleはどんなリンクに対してペナルティを課すのか
- 自演リンク
- ペイドリンク
- 相互リンク
自演リンク
この記事で解説したサテライトサイトからのリンクのこと。不自然なリンク。
ペイドリンク
スポンサーがお金を支払って自分のサイトへリンクを貼ってもらう行為。金銭の授受があるリンクと判定された場合は双方のサイトにリンクペナルティが課せられる。
スポンサーを募集したりスポンサーバナーを設置する行為も危険。
ホワイトサイトでもたまに見かけますが時間をかけて作ったサイトが水の泡になるので、やるならブラックサイトだけにしたほうがいいです。
相互リンク
関連性のないリンク集、相互リンク募集などによってリンクをし合う行為。相互リンク募集やリンク集ページは決して作らないように。
ただし、現在はユーザー参加型のサイトも増えてきていて、コンテンツが付随する場合は、多くの発リンクがあってもペナルティにならないケースも多く存在します。
以前流行ったのが巨大なリンク集サイトですが、Googleはリンクをされていることをサイト評価指標にしているので困るわけです。そこで関連性のない相互リンク、数の多い相互リンクはペナルティを課すか評価をしないようにしています。
リンクペナルティの解除
リンクの否認を使って低品質のリンクを否認できます。ただしサーチコンソールへの登録は必須。
リスクのないリンク行為
ペナルティリスクをなくすには
- ナチュラルリンクをもらえるコンテンツ
- SNSでシェアされるコンテンツ
を作り自然なリンク(オーガニックリンク)を獲得することです。
アフィリエイトサイトの場合は購入してもらう記事とは別に
- ノウハウ
- 読み物として面白い
- 分かりやすいまとめ記事
など読者のための記事が必要です。
リンク営業と言って、他のサイトに、記事へのリンク掲載を依頼するのも効果があります。
サテライトサイトのパターン
単横陣
サテライトからメインサイトにリンクを送るだけなので単純です。サテライトサイトの数は出来るだけ少ない方がリスクが減る上にグーグルの評価は高い。
数が少ないのでドメインパワーの強さが必要となる。
単横陣の特徴
ドメインランクが高いドメインが必要
出来るだけサテライト数は少なくする
管理が楽
魚鱗陣
核となるサテライトを1つ置いてその後ろにサテライトサイトを複数配置します。リンクが間接的になり核となるサテライト自体が強くなっていく。本数が変化しないためリスクは極限まで減ります。
陣の核となるサテライトサイトが確実に働くかが鍵となる。事前に別サイトでオーガニックトラフィックあるいは検索順位を取れたドメインを使用するといいでしょう。
SEO Clerk(SEO Clerkの使い方)のピラミッド型自演リンクはこの形を大きくしたタイプで、同じくリンク本数を減らせるので自演の中でもリスクの少ない被リンクを作れます。
魚鱗陣の特徴
リスクが低い
確実なサテライトサイトが1つ必要
方円陣
サテライトサイトをサークル状に配置してリンクを回す。そして1サイトからリンクをメインに送る。
この陣形にするとメインサイトのドメインランクが大幅に上昇する。(実証済)
aHrefsのドメインレーティングであるDRを50以上にすることも可能。
グーグルのペナルティ対象となるので決して相互リンクにはしないように。
実はこの陣形をしていた量産サイトが1度にペナルティを食らうという事例が2件起きたのでリスクが高いと思われる。DRが上がったら陣形を崩して魚鱗陣にすることをおすすめします。
方円陣の特徴
ペナルティリスクが高い
ドメインランクが高くなる
管理が大変
コーポレートサイトと運営サイトを相互リンクでつなぐ
サテライトサイトから運営サイトにリンクを送ると当然検索順位は上がりやすいのは当然ですが、法人運営や個人事業主の方は、自身のコーポレートサイトをお持ちでしょう。コーポレートサイトにサービス紹介ページまたは運営サイト紹介ページを作って、そこから運営サイトへリンクを送りましょう。
運営サイトの会社概要ページから、運営サイトへのリンクも忘れずに送りましょう。この方法は、人に言えないようなサイトでは出来ない技ですがコーポレートサイトが母体となって、ドメインパワーが成長していくのでおすすめです。
今は動画だ、Instagramだだのいろんなプラットフォームへの移動をしないといけないと感じさせる風潮が多いですが、実際には自分のオリジナルコンテンツを持つことが重要になっています。
もちろんnoteじゃなくてもYoutubeでもTwitterでもいいです。流行っているプラットフォームに乗ることばかり考えずに、自分の商品・サービスを作ることに専念してみてはいかがでしょうか。
そして自分の商品・サービスが完成したら、プラットフォームに出向いて自分の商品を宣伝すればいいのです。