ここでは、中古ドメインのリダイレクトについて教えよう。
・トップページ以外の被リンク活用
・wwwありなしのリダイレクト方法
特にwwwありなしのリダイレクトが出来ていない方がたまにいるので、よく読んで実行してくれ。
トップページ以外の被リンク活用
よく質問が来るのが、中古ドメインのトップページ以外に被リンクが多くある場合、トップページにリダイレクトしたほうがいいですか?
という質問。
私の答えはこうだ。
中古ドメインの選び方によっては確かに個別ページのリンクパワーが強いことがあるが、私の中古ドメインの選び方はトップページしか見ていないので個別ページは無視している。
また中古ドメインから被リンクを送るときはトップページの記事中から送る。
トップページ以外に被リンクがあるドメインは扱いが面倒だからそもそも選ばないんだよ。
つまりトップページのリンクパワーだけ使うのが作業効率がいい。
被リンクパワーをきちんと使うには
それでも個別ページの被リンクを使いたい場合は以下のとおり行えばいい。
- 被リンクを受けているページからトップページへ301リダイレクトする
- 404エラーはすべてトップページにリダイレクトさせる
- 被リンクを受けているページURLを新しいサイトでも使う
この3種類の方法がある。
この方法の詳細を説明しよう。
トップページへ301リダイレクトする
1-1. 被リンク元URLを調べる
リダイレクトする元URLを知ることが必要なのでMOZなどで被リンク情報を取得する。
MOZの使い方を知らない人はこちらで勉強してみてくれ。
MOZのLink Explorer – Top Pagesという機能を使うとページランクの高い順(要するにドメインパワーが強い順)に上から一覧表示される。
①元ドメインのURL ②リンクを受けているドメイン数 ③リンクを受けているページ数
事例1
事例2
事例3
事例1
ドメインは弱いのであまりPAがないしリンクを受けているドメイン数が少ないので作業する意味が薄い。
事例2
上からPAが高いページだけピックアップしてトップページへリダイレクトをする。こちらはトップページへの被リンク割合が少ないことが分かるだろう。
事例3
トップページへの被リンクのみなのでトップページへの被リンク100%だ。この場合は、何も作業する必要はない。
1-2. トップページにリダイレクトさせる
中古ドメインのリンクジュースをトップに集めるためにリダイレクトさせる方法は、通常の301リダイレクトをすればOK。
WordPressの場合は、Redirectionプラグインを使うと便利だぞ。
レンタルサーバーの設定時にリンクパワーを活かすのは作業が面倒なので初めからトップページに被リンクが集まっている中古ドメインを取得するのがおすすめ。
下画像のようにトップとその他のページのリンクジュースの割合が中古ドメイン屋さんにはほとんど表示されているのでここを確認すること。下の例だとトップは54%なので少ないな。私なら取得しない。
らっこドメインの場合
トップページ以外の被リンクを使うのは面倒だからできたら避けたい。
404エラーページをトップページにリダイレクトさせる
これはエラーページはすべてトップページに301リダイレクトしてリンクジュースをトップに集める手法だ。
Google公式の見解では、ペナルティ対象の行為となる。
WordPressでは、404Redirectionプラグインを使うと簡単だぞ。
被リンクを受けているページURLを新しいサイトでも使う
2-1. 被リンク元URLを調べる(上記と同様)
2-2. 元のページURLを生成する
元のページURLと同じアドレスにすることでリンクジュースをきちんと使う方法だ。WordPressの場合は固定ページでページ名を合わせる方法が楽だぞ。
カテゴリーが必要な場合は親固定ページを作って子固定ページを作る という形になる。
こうなると面倒。
▼ 下層ページの復元方法
wwwありなしの統一方法
wwwありなしの判別方法はこちらの記事を見てくれ。
wwwありなしを統一する方法は、
・サーバー管理画面から行う方法
・ワードプレスの管理画面から行う方法
がある。
ワードプレスの場合、インストールすると自動的にwwwの統一をしてくれるのだが、たまにwwwありなしがうまくリダイレクトされない場合もあるので必ずwwwありなしでリダイレクトされるかチェックしよう。
wwwありなしのチェック方法
wwwありに統一する場合、ブラウザのURL欄でwwwなしにしてエンターを押してみる。wwwありにリダイレクトされればOK。
wwwなしに統一する場合、wwwを付けてエンターを押してみる。wwwなしにリダイレクトされればOK。
サーバー管理画面でwww統一を行う場合
あとからwww統一を行う場合、サーバー管理画面で行うほうが簡単だ。
mixhostでwwwを統一する
wwwありに統一
wwwなしに統一
XServerでwwwを統一する
XServerの場合は、htaccess編集を行う。以下はhttpsではなくhttpの場合のみ有効だ。
wwwありに統一する(http)
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTP_HOST} !^www\. RewriteRule ^(.*)$ http://www.%{HTTP_HOST}/$1 [R=301,L]
wwwなしに統一する(http)
RewriteEngine On RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.(.*) [NC] RewriteRule ^ http://%1%{REQUEST_URI} [L,R=301]
こちらのコードをhtaccessに追記するだけだ。
まとめ
中古ドメインのドメインパワーをしっかり使おう ということだが、こだわって作業ばかりしていると前に進まないからある程度トップページにリンクが集まっているドメインかどうかを先に確認するほうがいい。
自分で取得する場合はMOZで上記のように調べるとすぐに分かる。
ただしMOZのLink Explorerの使用制限があるのでドメイン精査の最後にチェックする程度にしよう。
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