wwwあり・なしを判断する方法
中古ドメインが過去wwwあり・なしどちらで運営されていたのか?を中古ドメイン販売屋さん以外で調べる方法をご紹介します。
Wayback Machine(ウェイバックマシーン)
ウェイバックは無料で利用することが出来ます。
ウェイバックマシーンは、過去の運営ドメインの履歴をキャッシュしている魚拓のようなサイトです。調べたいドメイン名を以下のように入力してブラウザで開きます。
https://web.archive.org/web/0/example.com/
すると、一番最初にキャッシュされた画面が表示され運営初期のwww有無が確認できます。
URLもこのように運営初期のキャッシュ日時が表示されます。
赤枠にwwwが付いていない場合は、運営初期はwwwなしの運営となります。
注意点
中古ドメインがワンオーナーの場合はほとんどの場合wwwあり・なしは変更されませんが、ドメインによってはwwwの有無を変更する場合もあります。
実際に上のドメインの例では途中からwwwありの運営になっています。
そういう可能性もあるので、この棒グラフの途中あたりと最後あたりをクリックして運営履歴を数カ所確認します。
Link Explorer
MOZ Link Explorerは月10回まで無料で調べることが出来ます。(ただし無料会員登録が必要)
MOZのドメイン精査ツール Link ExPlorerですぐにwww有無を判断することができます。
① Link ExplorerにURL(httpなし)のみ入力します。
② Overviewの画面下のTop pagesを確認します。
下画像のようにwww. が付いていれば wwwありで運営されていた、wwwがなければwwwなしで運営されていたと判断出来ます。
▼ Link Explorerの使い方・機能説明
▼ MOZ公式サイト
Google検索
Google検索でlink: を付けて検索すると検索結果のディスクリプション(抜粋)中のURLがwwwあり・なしかでwww有無がわかります。
被リンク情報なので正確な運営履歴までは出ませんがいくつかwww付きリンクを確認することができればwww付き運営だということが分かりますし被リンク自体がwwwあり・なしどちらで付いているかが分かればそれにサブドメインを合わせるとよいです。
検索結果が分かりづらい場合
本文検索を使って
intext:example.com
intext:www.example.com
上記の両方で検索をしてみてwww付きの検索結果がほぼゼロあるいはwwwなしと比較して極端に少ない場合はwwwなしの運営と分かります。
以下のパターンでも判断出来ます。
完全一致検索(ダブルクォーテーション囲み) “example.com”
除外検索(-付き) example.com -www
上記の両方で検索をしてみてwww付きの検索結果とwwwなし検索結果どちらが被リンク元が多いかを確認してみてください。
以上、無料でwww有無を調べる方法でした。サブドメインについてもう少し知りたい方は次にお進みください。
サブドメインとは
サブドメインとは
http://www.example.com/
http://news.example.com/
でいう赤文字の箇所のことです。サブドメインのデフォルトはwwwなので皆さんはよく見ることがあるでしょう。wwwでなくともnews sub aaa など自由に付けられます。
一つのドメイン内に明示的にコンテンツを分けたい場合やサイト管理を分けたい場合に用いられます。
中古ドメインを購入する際に注意してもらいたいのがwww(サブドメイン)の有無です。
サブドメインは、パソコンの中でいうと別フォルダに入っているようなものですので、サブドメインあり・なしではコンテンツが異なります。
Googleもサブドメインの有無は別コンテンツとして判断していますので中古ドメインを購入してサイトを構築する際には以前のサブドメイン構成と合わせなければいけません。
よくある質問をまとめてみました
wwwありなしがわからない場合はどうすればいい?
オーランの中古ドメインは、8〜9割はもともとのドメインがwwwありで運用されています。
もし調べるのが面倒な場合やwwwありなしがわからない場合はwwwありで設定してください。
wwwありなしを設定しないとダメ?
wwwあり wwwなし どちらで設定してもwwwの統一リダイレクトをかける(ほとんどの場合はワードプレスのhtaccessファイルで自動で設定される)ため必ずしも正確にwww設定をしないといけないということはないです。
ただ、wwwのリダイレクトがきちんと動作することを確認してくださいね。
運用履歴にwwwありとwwwなしが混ざっている場合は?
そういう場合は、直近のものに合わせればいいです。どちらにも被リンクが付いているかもしれませんがwwwリダイレクトすれば数日のうちにどちらでも結果は同じになります。
wwwあり・なしを間違えたらドメインパワーはどこへ行くのか
ここから先はちょっとややこしいお話になりますので興味がある方が読めば結構です。
もしwwwあり・なしを間違ったらどうなるか? という考察です。
http://www.example.com/ で運営していた場合、多くの被リンクはwww付きのリンクとなっています。(オーランの中古ドメインの場合)
まれにリンクをする側がwwwなしで送っている場合もありますが、この場合はwwwへリダイレクトを設定されていればドメインパワーはやはりwww付きhttp://www.example.com/に向かいます。
example.comを中古ドメインとして取得した場合、 仮に http://example.com/ で運営をすると被リンクの多くは http://www.example.com/ に向かっていますので直接 http://example.com/ には来ません。
ただし通常であればwwwあり・なしの301リダイレクトを設定するはずですので、数日のうちに http://example.com/ にドメインパワーが移ります。
もしwwwあり・なしの301リダイレクトが働いていない場合はドメインパワーはそのまま移ることはありません。
いずれにせよ、wwwの有無は最初から合わせていたほうが安心というわけですね。
SSL(http→https)のリダイレクトや wwwありなし のリダイレクトをたまに忘れているサイトもあるのでチェックしましょう。