中古ドメインには、ドメインパワーや被リンク(バックリンク)ありの状態からスタートできるなど、新規ドメインと比較して複数のメリットがあるが、デメリットもある。
悪い面を知らずに中古ドメインを利用するのにはリスクがあり、注意が必要だ。
ここでは中古ドメインのデメリットや注意点をまとめて解説する。
マイナス面もチェックして、メリットを最大限に生かそう。
中古ドメインのメリットについては、以下の記事で解説している。
中古ドメインのデメリット
メリットの多い中古ドメインだが、どんなデメリットがあるのか知らずに導入するのはリスキーだ。
ここから、中古ドメイン利用で考えられる4つのデメリットを詳しく解説する。
ドメイン名を自由に選べない
中古ドメインは過去に誰かが使っていたドメインであり、新規ドメインのように自由に文字列を指定したり、選択したりできない。
自身のブログやサイト作成時にドメイン名にこだわりたい方には向いていない。
だが、裏技もある。自分で選んだ新規ドメインで、中古ドメインのドメインパワーを活用できるトリッキーな技だ。気になる人は以下の記事をチェックしてくれ。
ペナルティの有無を見分けるのが難しい
Googleによるペナルティ履歴のある中古ドメインは運営に悪影響を及ぼし、上位表示するどころか圏外に飛ばされる可能性のほうが高い。
問題のない中古ドメインかチェックするには、サーチコンソールで手動ペナルティ等がないか確認するのが最も簡単で確実な方法だ。
だが、中古ドメインがペナルティを受けていた場合、サーチコンソールに登録した時点でほかのサイトにまでペナルティの影響が及ぶリスクもゼロではない。
中古ドメインのペナルティチェック方法については、リスクも含め以下の記事で詳しく解説している。
相性によって効果が変わる
中古ドメインの効果は、キーワードやジャンルとの相性によって大きく変わる。
Aのサイトでは効果が全くなかったが、Bのサイトではグングンとアクセス数を伸ばすケースもあるのだ。
サイト内容とマッチした中古ドメインを選ぶと、より大きな効果が期待できる。つまり自分が運営したいサイトジャンルに類似した運用履歴のある中古ドメインを入手する必要があるわけだ。
そのほか、日本で運用するサイトであれば、海外サイトのドメインより日本サイトのドメインのほうが相性が良いといった傾向もある。
私の運営している中古ドメインショップでは、日本サイトの優良中古ドメインしか扱っていない。運営したいサイトジャンルに合ったドメインがあるかチェックしてくれ。
販売中の中古ドメインはこちら取得費用が高い
ドメイン年齢が長くなったり、ドメインパワーが育っていたりで良質だと判断されたドメインは、高額な価格で取引されるため、通常のドメインを取得するよりコスト負担が重い。
中古ドメイン販売サイトから購入する場合、高ランクのドメインには高値がつけられているが、自分で失効ドメインを見つけて獲得できれば、通常のドメイン代、つまり原価での購入が可能だ。
安価で中古ドメインを取得したい方は、ドメイン精査ツールを使って自分で優良なドメインを見つけるといい。私が提供しているドメイン精査ツール「ドメイン転生」をチェックしてくれ。
ドメイン転生の詳細はこちら中古ドメインのコストと効果が比例するとは限らない
中古ドメインはコストがかかるが、費用対効果がどう出るかは結果を見てみなければ分からない。
高額で販売されている高評価・高品質の中古ドメインが、必ずしも期待したようなSEO効果を発揮してくれるとは限らない。当たるかどうか、運もあるということだ。
ただし、中古ドメインの効果は、キーワードやサイトジャンルとの相性等によっても影響を受ける。1つのキーワードやジャンルで試して効果がなかったとしても、ほかのジャンルで効果を発揮することもある。
効果がなかった場合でも、再利用を検討すべきだということも認識しておこう。
中古ドメインの選び方が難しいという方は、以下の記事を参考にしてくれ。
中古ドメインでのサイト運用が向かない人
中古ドメインには、時間をかけず最初に投稿する記事でも上位表示が目指せるなど魅力的な面もあるが、万人に向くわけではない。
中古ドメインがおすすめできない人はどんな人か、詳しく見ていこう。
とにかくコストをかけたくない人
中古ドメインを取得するには、相応の費用もかかる。
「当たるかも分からない中古ドメインには一切お金をかけたくない」という方には向いていない。
とことんリスクを避けたい人
中古ドメインは上手く使えば非常に効果が高いが、リスクもゼロではない。
小さなリスクも許容できない人には向いていない。
地道な作業を継続できない人
中古ドメインでサイトを構築しても、中身を充実させることなく放置していれば検索エンジンによる評価が下がり、順位もどんどん落ちていく。
中古ドメインの利用はSEO対策としても大きな効果を発揮する可能性があるが、それも優良なコンテンツありき。
継続的に作業を進め、中古ドメインの効果を最大化していくことが重要であり、地道な作業の継続が苦手な人には中古ドメインでも新規ドメインでも、サイト運用自体が向いていないといえるだろう。
中古ドメイン利用でアフィリエイトサイトのインデックスや収益化をスピードアップしたいと考えている方は、以下の記事も参考にしてくれ。
中古ドメインのデメリットの把握も重要
中古ドメインはその効果の高さから人気があるが、有利な面ばかりではない。ブロク等のWebサイトを運用するにあたっては、そのマイナス面も把握しておかなければリスクになる。
ドメインランクや被リンク、ペナルティなどの状況はドメイン毎に異なる上に、ブログジャンルとの相性もある。
中古ドメインの価値や効果を最大化させるためにも、デメリットを理解した上で失敗を回避しながら上手に活用していこう。収益を発生させ、ブログを資産とするのにも役立つはずだ。