中古ドメイン（オールドドメイン）には、SEO効果があるのか。
実際、中古ドメインにはSEO効果があるという声もあれば、新規ドメインと何も変わらないといった意見もある。中古ドメインを使ったことがない人は戸惑ってしまうだろう。
百聞は一見に如かず。私の経験からいえば、中古ドメインには間違いなくSEO効果が期待できる。
Googleのアルゴリズムには変動があり、影響も様々に変化する可能性はあるが、実際に優秀な中古ドメインを使ってみればその効果も実感できるはずだ。
中古ドメインがSEOに強い理由
「中古ドメインさえ使えば、とにかくSEOに強いサイトが構築できる」というわけではない。あくまでもドメインパワーの高い、良質な中古ドメインを利用することが大前提だ。
では、良質な中古ドメインがなぜSEOに強いのか、以下3つの要素を詳しく見ていこう。
被リンク数
中古ドメインは、過去の運用において獲得してきた被リンク（バックリンク）が大きな資産となっている。
基本的には 、被リンク数が多ければ、検索エンジンからの信頼も得やすい状態にあることが分かるだろう。
ただ、被リンク元の権威性やページランクが高いかどうか、つまり「被リンクの質」も重要だ。
権威性がない低ランクページからの被リンクが多数あったとしても、良い結果には結びつかないどころか、悪い影響を及ぼすこともある。
強力な被リンクの多い中古ドメインは、SEO上でも強いパワーを発揮してくれる。
ドメイン年齢
ドメインが過去どれくらいの年月に渡って公開されてきたのか、その年齢（ドメインエイジ）もSEOに影響を及ぼすと言われている。
運用開始から長期間経過しており、Googleの検索エンジンから高評価を得ているドメインは、信頼性が高く、何の評価も得ていない新規ドメインとは比較にならない。
中でも、ワンオーナーで運用歴が長い良質なドメインには、高い価値がある。
コンテンツの質と量
過去の運用歴におけるコンテンツの質や量も、中古ドメインのSEO効果を左右する要素の1つだ。
Googleは高クオリティでユーザーの役に立つコンテンツかどうかを重視しており、優良コンテンツの充実しているサイトは評価も高い。
高評価の中古ドメインを利用して優良コンテンツを作成・投稿していけば、過去の運用から引き続き評価を得られる可能性がある。
ここまで解説したように、被リンクやドメインエイジ、コンテンツの質や量によって、SEO上でのドメインの評価指標であるドメインパワーが強くなる。ドメインパワーの強い中古ドメインは、新規サイトでもSEO効果が期待できる。
私が独自の厳しい基準で選んだ高品質の中古ドメインを販売しているページもある。良心的な価格で販売しているつもりなので、中古ドメインが必要なときはチェックしてくれ。
販売中の中古ドメインはこちら高評価の中古ドメインは業者を通じて高額で販売されるが、必ずしも高い費用を払えば結果が出るというものではない。ドメインパワーの強い中古ドメインを格安で取得したい方には、自身でドメインの精査ができるツールがおすすめだ。特に大量に中古ドメインが必要な場合など、自分で見つけられれば安価で仕入れができてコストも大幅に抑えられる。
ドメイン転生の詳細はこちら中古ドメインの選び方については、以下の記事を参考にしてくれ。
中古ドメインによるSEO効果
質の良い被リンクが多いなど、高品質の中古ドメインはSEOにも効果的だが、実際にどのようなSEO効果が得られるのかも気になるところだろう。
中古ドメイン利用によって得られるSEO効果を1つずつ解説する。
被リンクを引き継げる
良質な中古ドメインには、質の高い被リンクが集まっている。中古ドメインを利用すれば、その被リンクを引き継げるのが大きな魅力だ。
新規ドメインでは被リンクなど一切ない状態からのスタートになる。ゼロから被リンクを集めるには、優れたコンテンツの積み重ねなど長期的な施策が欠かせない。
良い反応を得られないまま長期的に良質なコンテンツを追加していくのは、精神的にきつい。
中古ドメインの被リンクを引き継ぎ、時間を大幅に短縮できるのは、SEO上で有利なのはもちろん、モチベーションを維持するのにも役立つだろう。
インデックスが速い
ドメインの信頼性が高ければ、新規ページがインデックスされるスピードも速い。
近年、Google検索エンジンがページを認識し、インデックス登録されるまでには、以前より時間がかかる傾向にある。インデックスされなければ、ユーザーの目に触れることもない。アクセス数を集められずに苦しい期間が続けば、挫折の原因にもなり得る。
中古ドメイン利用でインデックスが速ければ、その分ユーザーに見てもらうチャンスも広がる。
上位表示されやすい
中古ドメインのドメインパワーで検索エンジンから信頼性や権威性ありと評価されれば、新規投稿ページも検索順位の上位に表示されやすい。
上位表示されれば、収益発生にも貢献してくれる。
実際に私も新規ドメインと中古ドメインどちらも利用しているが、新規ドメインで運用する場合に比べて、当たり中古ドメインの上位表示率は比べものにならないほど高い。
中古ドメインにSEO効果を求める際の注意点
中古ドメインによってSEO効果を高められる可能性はあるが、残念ながら当たりハズレがある。
中古ドメインを導入すれば、どんなサイトでもSEO効果が期待できるというわけではないのだ。
注意点も理解しておこう。
運営履歴
中古ドメインの中には、Googleからペナルティをくらっているものもある。失敗しないためにも、事前のペナルティチェックは必須だ。
手動ペナルティ等がないか調査する方法について詳しくは、以下の解説記事を見てほしい。
被リンクの質
中古ドメインを取得する際は、被リンクの数だけでなく、権威性の高いサイトからのリンクか、ドメインパワーの強いURLからの被リンクがあるかなど、被リンクの質についても確認しておくことが重要だ。
スパムリンクにも注意しよう。スパムリンクを初心者が判断するのは難しいが、例えば海外Webサイトからの不審なリンクなどは初心者でも見分けやすい。海外サイトから被リンクが当たっていたら要注意だ。
低品質の被リンクを探す方法は、以下で解説している。
サイトジャンルとの相性
どんなに優れた中古ドメインでも、サイトジャンルやキーワードとの相性もある。
中古ドメインを利用するのであれば、運営するサイトジャンルなど目的に合った運営歴をもつドメインを見つけよう。
全く関連性のないジャンルの中古ドメインを使っても、SEO効果は期待薄だ。
最初に導入したサイトで成果が出なかったときは、別のサイトで利用したり、サテライトサイトとして活用したりする手もあるぞ。
中古ドメイン利用には、これらの注意点以外にもデメリットやリスクがある。しっかり把握しておこう。
中古ドメインのSEO効果を活用しよう
高品質の中古ドメインには、SEO効果が期待できる。実際、中古ドメインは今でも人気があり、多くのアフィリエイトブログでも利用されている。
ただし、中古ドメインならなんでもいいというわけではない点には注意が必要だ。
中古ドメインの導入を検討する際は、質の高い被リンクがあるか、ドメインの年齢、コンテンツの質や量などドメインパワーを総合的にチェックしよう。サイトジャンルとの相性もあるので、しっかり見極めて選択することをおすすめする。
中古ドメインを入手できれば、被リンクを引き継ぐことでスピーディーにインデックスされ、上位表示されやすいといったメリットを享受できる。
良質かつ相性の良い当たり中古ドメインを見つけて、収益化を実現しよう。
