ペラサイト初心者がサイトを立ち上げるにあたって、SIRIUSはどうなのか、迷う方もいるだろう。
SIRIUSは2011年にリリースされたサイト作成システムだ。2022年5月31日で販売を終了しているが、[date format=”Y年”]現在では、SIRIUS2が後継ソフトとして販売されている。
SIRIUSは有料ソフトであり、初めてのペラサイトで採用するべきか迷うこともあるだろう。
そこで、SIRIUSでペラサイトを作るメリット・デメリットや、向いている人・向かない人までまとめてみた。SIRIUSが自分に合っているかどうか見極めつつ、最適なソフトを選ぶ際の参考にしてほしい。
SIRIUSでペラサイトを作るメリット
ペラサイトは1ページ構成で、サイトを量産していくのが基本スタイルだ。
そのペラサイト構築でSIRIUSを利用するメリットをまとめて見ていこう。
プログラミング知識が不要
SIRIUS2にはあらかじめテンプレートが用意されており、テンプレートに記事や画像を入れていくだけで、簡単にペラサイトページを作成できる。 SEOにも対応済みだ。
ワードプレスではテーマやプラグインのインストールが必要だが、SIRIUSではそもそもの機能として備わっている。
HTMLやCSSなどのプログラミング知識やデザインスキルがなくても、プロ仕様のページを構築できるのが最大のメリットだろう。
カスタマーサポートが受けられる
SIRIUS2には、使い方など分からない場合に相談できるカスタマーサポートがある。
SIRIUSとよく比較されるワードプレス(WordPress)にはサポートがないため、比較ポイントになるだろう。
1人孤独にペラサイトを作成しているときでも、質問できる窓口があれば何かと安心だ。
動作が軽い
SIRIUS2では動作が軽くなるよう、高速化の対策も網羅されている。
旧SIRIUSでは記事投稿後のアップロードに時間がかかるという弱点があったが、SIRIUS2では新機能を搭載し、弱点もしっかりカバーしている。
バージョン管理が必要ない
SIRIUS2はバージョンアップも自動的に行われるため、自分で更新処理をする必要がない。
ただし、最初の1年は無償アップデート対象となっているが、2年目以降のアップデートはプラチナサポートという有料オプションの契約が必要だ。オプションを契約しない場合はアップデート対応も停止してしまう点は押さえておこう。
SIRIUSでペラサイトを作るデメリット
ペラサイトの量産において多くのメリットがあるSIRIUS2にも、デメリットはある。
マイナス面も詳しく見ていこう。
コストがかかる
SIRIUS2は買い切り型のソフトで、かかる費用は以下のとおり。
費用項目 | 料金(税込) | 内容 |
---|---|---|
費用 | ・一括払い28,800円 ・分割払い(12回)1,580円 ※分割払いは初回のみ初期費用10,000円加算 | ・本体買い切り料金 ・1年間無料サポート |
オプション費用 | 7,700円 | プラチナサポート(年間サポート)1年分 【サポート内容】 ・ メールサポート ・ 最新版へのアップデート ・ SIRIUS2ユーザーズページへのアクセス権 ・ 各種画像素材の提供(不定期) ・ 追加テンプレートの購入権 (今後提供予定) |
追加ライセンス | 別途追加料金(金額記載なし) | 最大3台分の追加購入可能 |
買い切り型とはいえ、サポートやアップデートが必要であれば、毎年オプション費用がかかる。オプション契約をせずとも引き続きソフトは使えるが、アップデート対応でコスト負担が発生するのは難点といえるだろう。
PC1台に1ライセンス
SIRIUS2は1台のPC毎に1ライセンス登録が必要で、複数台のPCで作業する場合はそれぞれにライセンスの追加購入が必要だ。
常に複数台のPCで作業する人には大きなデメリットだろう。
追加ライセンスは通常価格より割安に設定されているが、その金額は公式ページには記載されていない。追加ライセンスを購入できるのは、購入者本人もしくは生計を同一とする家族に限定されており、最大3つまで(本体と合計4つまで)の数量制限もある。
法人や個人事業主が従業員にSIRIUS2を使用させるケースには、個数制限のない業務用ライセンスで対応している。業務用ライセンスについてはプラン料金などが公表されておらず、別途問い合わせが必要だ。
Windows以外のOSで使えない
SIRIUS2は、Windows専用ソフトだ。Macには対応していない。
MacにWindows環境を設定すれば動作可能だが、サポートの対象外となる。つまりMacでの使用は自己責任ということだ。
機能の自由度が低い
SIRIUS2には多様な機能が搭載されており、様々にサイトをカスタマイズできる。
その反面、HTMLやCSSで編集したい場合の対応は難しい。CSSでのカスタマイズも可能ではあるが、サポート対象外となるため、問題が発生した場合は自身で解決するしかない。
全ての機能がSIRIUS2のオリジナルであり、ワードプレスと比較すると、どうしても自由度は低くなる。
情報が少ない
SIRIUS2は人気のソフトだが、使い方などネット上の情報は決して多くない。
そのため、困ったときはサポートに頼るか自分で対処するしかない。
最初の1年間はサポートが無料なので安心だが、2年目以降はサポートが有料となったり、CSSをカスタマイズするとサポート対象外になったり、情報の少なさで不便を感じることもあるだろう。
ワードプレスとシリウスの比較記事も用意したので、併せて参考にしてくれ。
SIRIUS2の機能
SIRIUS2には、限られたスペースでは紹介しきれないほど多くの機能が搭載されている。
ここでは、ペラサイト作成で使えそうな機能をピックアップして紹介しよう。
機能 | 内容 |
---|---|
ヘッダー・ロゴ画像作成機能 | ヘッダー画像やロゴ画像を作るための機能充実 |
ランキングパーツ作成機能 | ランキング形式のコンテンツ生成 |
スマホサイト同時生成機能 | レスポンシブ対応 |
カラーカスタマイザー | サイトの配色を自由にカスタマイズ |
デザインモード | ページデザインをチェックしながらサイトを作成可能 |
複数サイトの一元管理 | カテゴリー分けやラベルでサイトを一元管理 |
バックアップ機能 | 全サイトのバックアップデータ作成・復元が可能 |
SIRIUSでペラサイトを作成する手順
SIRIUSでペラサイトを構築する際は、以下の手順で作業を進めていく。
- 事前準備
- サイト設計
- ペラサイトページ編集
- サイトを生成
- FTP設定
- ファイルアップロード
- サイト確認
ペラサイトの一般的な作り方については、以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてくれ。
シリウスでペラサイトを作成する7つの手順を、1つずつ説明していこう。
事前準備
事前に用意しておくのは、以下の3つだ。
- ドメイン取得
- サーバー契約
- サーバーのドメイン設定
中古ドメインの探し方は以下の記事で解説している。
サイト設計
サイト設計で以下の設定を行う。
- サイト名
- テンプレートの選択
- URL設定
ペラサイトページ編集
ペラサイトの記事タイトルと本文をライティングしてテンプレートに入力し、画像を挿入する。
サイトを生成
[サイトを生成]ボタンをクリックすると、HTMLファイルが自動生成される。
FTP設定
初回アップロード時に、契約サーバーとの接続設定をする。
この作業は最初のサイトを作成する時だけ。1度設定を済ませれば、都度設定の必要ない。
ファイルアップロード
HTMLファイルを生成したら、[ファイルアップロード]ボタンでサーバーにアップロードする。
サイト確認
アップロード後、ページが正しく表示されるか確認してサイト投稿完了だ。
これで、SIRIUSでのペラサイト公開が完了する。
この流れを繰り返すことで、ペラサイトを量産できる。 非常にシンプルな手順で分かりやすい。
SIRIUSでのペラサイト作成がおすすめな人
ペラサイト作成でSIRIUSを使うのがおすすめなのは、どのような人か紹介する。
詳細設定をできるだけ省いてペラサイトを量産したい人
「とにかく手間を省いてペラサイトを数多くアップしていきたい」という人には、SIRIUSのようにテンプレートが用意されているソフトが向いている。
テンプレートがあれば毎回ページの細かい設定をせずに済み、作業の効率化にも役立つだろう。
ワードプレスでのペラサイト作成で挫折した人
ペラサイトはワードプレスで作成する人が多いが、「チャンレジしたが挫折した」という人も少なくない。
ワードプレスでどうしてもペラサイトを完成させられなかった人は、感覚的に使えるSIRIUSを試してみる価値がある。
ペラサイトを一元管理したい人
量産が基本のペラサイトは、数が増えるほど管理も煩雑となるのが難点だ。
ワードプレスでペラサイトを量産するとログインも1サイト毎に異なり、手間もかかる。
SIRIUSの場合は、ログインすれば全てのペラサイトを一元管理できるので効率的だ。
SIRIUSでのペラサイト作成をおすすめできない人
SIRIUSは多機能で優秀なソフトではあるが、向き不向きもある。
ペラサイト作成でSIRIUSが向かないのはどんな人か、詳しく見ていこう。
コストをかけたくない人
有料のSIRIUSは買い切り型だが、サポートやアップデートを継続していくには年間の固定費用がかかる。
ソフト部分でコストを抑えたい人にはおすすめしない。
Macを使っている人
SIRIUSはMac非対応であり、MacのWindows環境で使用した場合もサポート対象外となる。
有料ソフトで一切サポートが受けられないのはデメリットでしかないだろう。
複数台のPCで作業したい人
インストール型のSIRIUSは、PC1台毎にライセンスが必須となる。
日常的に複数のPCで操作したい場合、追加ライセンスでコストがかかるのは残念ポイントだ。
ワードプレスの操作に慣れている人
独自のシステムで構築されているSIRIUSは、ワードプレスとは全く使い勝手が異なる。ワードプレスの操作に慣れていれば、SIRIUSは使いにくい可能性があるだろう。
SIRIUSは多機能ではあるが、自分にとって不要な機能も含まれており「必要な機能を見つけられずに苦労する」といったことにもなりかねない。
ワードプレスを使えるのであれば、コストをかけてSIRIUSを使用するまでもないだろう。
コストは必須だがペラサイト量産の手間を省けるSIRIUS
SIRIUSは多機能で、感覚的にサイトを構築できる便利なソフトだ。アフィリエイトでペラサイトを構築するのにも適している。
コストはかかるものの、とにかく手間を省いて簡単にペラサイトを量産したい人には、良い選択肢となるだろう。
手間を省いてペラサイトを量産できれば、検索順位で上位表示するための重要度の高い作業に専念できるはずだ。
ペラサイトについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてくれ。