「ペラサイトとはどんなサイトか」「今後も稼げるのか」など気になっているあなたに向けて、ペラサイトは本当にオワコンなのか、現状で成果を出すコツもまとめて解説する。
結論からいえば、今でもペラサイトで稼ぐことは可能だ。成果を出すための重要ポイントも解説するので、最後までしっかりチェックしてくれ。
ペラサイトとは？
最初にペラサイトとはどんなサイトか、具体例を含めて解説していこう。
1ページのみで構築されるサイト
ペラサイトとは、「ページ数の少ないペラペラなサイト」といった意味だ。
基本1ページのみだが、数ページで構築されるサイトを指すこともある。
ペラペラなサイトといっても、中身もペラペラでは成果を出すのは難しいぞ。
サイトの規模
ここでサイトの規模と記事数の目安を見ておこう。
10記事ほどの小規模サイトより、さらにミニマムに構築するのがペラサイトだ。
| サイト規模 | 記事数目安 |
|---|---|
| 小規模サイト | 100記事程度 |
| 中規模サイト | 30記事程度 |
| 小規模サイト | 10記事程度 |
| ペラサイト | 10記事未満 |
商標名+購買意欲の高いキーワードで作成する
「たった1ページのペラサイトでアフィリエイトの成果が出るのか？」と、疑問を抱く方もいるだろう。
ペラサイトは主に「商標名＋購買意欲の高いキーワード」の複合キーワードで上位表示を狙う手法だ。
理解しやすいよう、わきが等のニオイ対策「クリアネオ」という商品のケースで説明しよう。
「クリアネオ」を買おうか迷っているAちゃんのケース
Aちゃんがデリケートゾーンのニオイ「チチガ」や「すそが」に悩んでいるときに、「クリアネオ」の存在を知った。Aちゃんは自分の悩みを解消するためにクリアネオを買おうか迷っているが、その前に、本当に効果があるのか知りたいと思っている。
このケースの場合、Aちゃんはおそらく以下のような検索ワードで、GoogleやYahoo!JAPANでWeb検索するだろう。
- 「クリアネオ 効果」
- 「クリアネオ チチガ（すそが） 効果」
- 「クリアネオ デリケートゾーン 効果」
ペラサイトではこうした購買意欲の高い検索ニーズをピンポイントで明確に狙い、成果につながるページへと誘導していくのだ。
ペラサイトの例を見てみよう
実際にAちゃんのような、検索ユーザーをターゲットとして作成したペラサイトサンプルを紹介しよう。
このペラサイト例では、検索ユーザーの検索意図に添って、1ページの文章中に以下の情報が網羅されている。
- 不安の解消
- 実際の購入レビュー
- 効果的な使い方
- 口コミ評判
- 公式サイトの案内
- 解約方法
このように、ページ内で戦略的に商品アピールを完結させるのがペラサイトだ。この記事は5,500文字程度でまとめている。ページはペラペラだが本格的に収益を狙うには、中身が充実していなければ戦えない。
ペラサイトと中規模以上のサイトとの違い
ペラサイトと中規模以上のサイトとの違いを比較してみよう。
| 比較項目 | ペラサイト | 中規模以上のサイト |
|---|---|---|
| 運営数 | 量産 | 1～数サイト |
| 記事数 | 1～数記事 | 10記事以上 |
| SEO効果 | 低い | 高い |
| 特徴 | ・1ページに商品情報を集約させる ・商標＋購買意欲の高い複合キーワードを狙う | ・複数コンテンツで集客する ・複数のキーワードでコンテンツを積み上げる |
ペラサイトは1ページまたは数ページで1サイトが完成するため、コンテンツ数は少なくて済むが、内容を充実させ、成果につなげていく必要がある。
一方、一般的なブログアフィエイトでは1サイト内の複数コンテンツで複合的に集客していくため、内容の充実したコンテンツをコツコツと積み上げてSEO効果を高めていく作業が必須となる。
これがペラサイトと一般的なサイトとの根本的な違いだ。
ペラサイトの量産が必須である理由
中古ドメインを活用すればどんなペラサイトでも上位表示される、というわけではない。ペラサイトは以下の要素によって当たり外れがある。
- 中古ドメイン
- 商標
- ジャンル
- キーワード
- コンテンツ
当たり外れを左右する要素が多いため、ペラサイトでは量産が必須なのだ。
ちなみに、上位表示されるかどうか分からないペラサイトで、最初から全ての記事内容を充実させていては無駄になる。もちろん余力があれば記事内容を最初から充実させるに越したことはないが、中古ドメインの成果を確認する段階では、コンテンツをしっかりと作り込まなくてもOK。
ChatGPTなどで作成したツール記事を入れておき、上位表示したペラサイトのみリライトしていく方法でも十分だ。
ペラサイトによる収益化の仕組み
ペラサイトはサイト内で紹介する商品やサービスの公式ページへ誘導し、成果につなげ、広告主から成果報酬を得ることを目的として運営されるアフィリエイトサイトだ。
ペラサイトで稼ぐ仕組みや流れは、以下のとおり。
- ASP（アプリケーションサービスプロバイダー）と契約
- ASPで案件を選択
- ペラサイトで案件紹介
- 商品が売れる・サービスの成約等
- 成果報酬を得る
成果報酬単価は、案件によって数百円から数万円と幅が広い。ペラサイトでは、最低でも3,000円以上の単価の案件を選定するといいだろう。
ペラサイトの作り方について詳しくは、以下の記事を参考にしてほしい。
ペラサイトはオワコン？
最近ではペラサイト自体を見かけることが少なくなり、「オワコン」といった声もあるが、完全にオワコンなのかといえば、そんなことはない。
商標単体での月間検索ボリュームが数千から数万の商標で公式サイトを抜き、検索エンジンで1位に表示させるのは、[date format=”Y年”]現在はたしかに容易ではない。だが、中古ドメインを活用すれば、まだまだ上位表示を狙える。
また、SEOで上位表示したからといって、確実に売れるとは限らない。上位表示させることと売ること、それぞれに戦略が必要だ。
ペラサイトで勝率をアップさせる5つの要素を伝授
ペラサイトでの勝率を高め、コンバージョンを増やしてくために欠かせない要素を伝授しよう。
新規案件を狙う
現在ペラサイトで勝率が高いのは、月間検索数が1,000未満の商標単体キーワードだ。有名どころより、ややニッチな路線を狙うほうがいい。
ASPで担当者がついているなら、新規案件を教えてもらい、ローンチ日と同日に記事公開するのも効果的だ。
ローンチ日より前に記事を公開するとかなりの確率で検索1位が取れるが、広告主から「消してください」と連絡が入るのでおすすめではない。
成約に近いキーワードを狙う
ペラサイトで成果を出すためには、既にある程度の購買意欲をもつ読者に向けて、購買への最後のひと押しをして、案件につながるボタンをクリックしてもらえばいい。そのためには購買意欲のある読者の集客が欠かせない。
購買意欲のある読者を集客するためには、以下3つに該当する成約に近いキーワードを選択するのが近道だ。
- 購買意欲の高いキーワード
- ライバルの少ないキーワード
- 検索ボリュームの少ないキーワード
購入意欲から遠いキーワードでは、集客できたとしても成果を発生させるのは困難だ。購入意欲の高い、成約に近い、ペルソナに響くキーワードを選び、タイトルや記事内で訴求していこう。
検索ボリュームの多いキーワードではライバルも多い。検索需要はあるものの、検索ボリュームが少ないところで戦うほうが有利だ。
ライバルチェックを行う
ペラサイトでは商標キーワードメインで集客するが、その商標キーワード検索で既に多数のライバルサイトが検索結果に表示されていれば、ペラサイトでの成功は難しい。
競合の少ないところで高い成果を出すためにも、綿密なライバルチェックをした上でのキーワード選びが必要だ。ライバルチェックが甘ければ、いくらペラサイトを量産しても成果は得にくいだろう。
具体的には、検索結果の1ページ目が公式サイトや大規模サイトで埋め尽くされているなら、その案件は後回しにしよう。
中古ドメインを使う
ペラサイトはページ数が少なく、内部リンクでSEO効果を高められない。新規ドメインでペラサイトを作る場合、ドメインパワーが弱く、上位表示させるのが難しいのは言うまでもないだろう。
こうしたペラサイトの弱点をカバーしてくれるのが、中古ドメインのドメインパワーだ。
例えば新規案件のローンチ日にペラサイトを公開できる場合、ドメインパワーの強い中古ドメインを利用することで、公式サイトを抜き、検索1位を獲得する可能性が十分にある。
個別記事を追加する
複数作成したペラサイトのうち、検索順位が上昇したサイトについては、個別記事を追加して内部リンクを貼っていくといい。
当たりドメインのペラサイトを育成すれば、ドメインパワーはさらにアップさせられる。最初から中規模サイトや大規模サイトを構築して成果が出ないと嘆くより、確度の高いドメインで集中的にライティングしていくほうが、よほど効率的といえるだろう。
WordPressでペラサイトを運用していれば、記事数を増やすことになっても問題なく対応できる。例えばホームページ作成ソフト「SIRIUS（シリウス）」はペラページには向いているが、記事数が多くなるにつれアップロード時間も長くなってしまうため大規模サイトには向いていない。
ペラサイト構築は、WordPressや「SIRIUS」以外にホームページ作成サービス「ペライチ」を利用する方法もある。「ペライチ」については以下の記事を参考にしてほしい。
ペラサイトのメリット
ペラサイトには、以下のメリットがある。
- 稼ぐための仕組みがシンプル
- 初心者でも取り組みやすい
- 最小単位でマーケティングを学べる
- 低リスクで挑める
ペラサイトのメリットを1つずつ見ていこう。
稼ぐための仕組みがシンプル
ペラサイトは基本的に1ページ仕上げれば、後はほぼ放置でOK。サイト構成も中規模以上のサイト構築よりシンプルでノウハウをマスターしやすいのが一番の魅力だ。
初心者でも取り組みやすい
シンプルゆえに、ペラサイトは誰にでも取り組みやすい。
内容を充実させて検索ニーズに応えることさえできれば、初心者の方や副業で挑戦する方でも比較的簡単に成果を出しやすい。ライティングスキルを磨くのにも役立つだろう。
最小単位でマーケティングを学べる
たった1ページのペラサイトでも、丁寧に1サイトごとの分析を積み重ねることで、以下のようにマーケティングの初歩的な知識を得るのに役立つはずだ。
- どのように検索順位が上がるか
- どのように検索され成果につながるか
- 成果につながりやすいキーワード
- 離脱しやすいポイント
- 成果につながりやすいリンク配置
低リスクで挑める
ペラサイトで失敗したとしても、損失はドメイン代とコンテンツ1ページのみ。 数百記事積み上げた大規模サイトがペナルティ等で圏外に飛ばされるのと比較すれば、ペラサイトのダメージはずっと軽いだろう。
ペラサイトが圏外になったり案件が終了してしまったりしても、ドメインパワーがある場合はほかの案件へのリライトや、サテライトサイトとしての利用も可能だ。
ペラサイトのデメリット
ペラサイト運営におけるデメリットも見ておこう。
- 上位表示にはドメインパワーが必要
- 量産が必須
- 都度ドメイン取得とサイト開設の手間がかかる
- 管理の手間がかかる
デメリットについてもそれぞれ詳しく見ていこう。
上位表示にはドメインパワーが必要
ペラサイトはコンテンツ量が少なくドメインパワーの強化が難しい。ライバル皆無であればともかく、通常は新規ドメインで上位表示させるのはほぼ不可能といえるだろう。
ライバルが少ないケースでも、上位表示させるには中古ドメインのドメインパワーが重要な要素となる。
量産が必須
中古ドメインを使えば全てのサイトで上位表示が叶うわけではなく、実際に公開してみなければドメインの良し悪しも判断できない。
ペラサイト運営で収益を安定させるためには複数の中古ドメインでペラサイトを量産し、成果が出るドメインを見つけ出すといった工程も重要なのだ。
数サイトだけでは当たりドメインの威力を把握するのは難しく、最低でも1案件10ドメイン単位での検証をおすすめしたい。
都度ドメイン取得とサイト開設の手間がかかる
ペラサイトは量産が必要であり、1サイトごとにドメインを取得し、サイトの設定をしていく必要がある。
中規模サイトや大規模サイトの場合は、ドメイン取得もサイト開設も最初の1回のみで、後は記事を追加するだけ。ペラサイトを立ち上げるごとにかかる手間を負担に感じる方もいるだろう。
手間が増えるのは悩ましいところだが、ペラサイトをテンプレート化すれば作業の手間は軽減できる。
管理の手間がかかる
ペラサイトを量産すれば、ドメインごとの管理やメンテナンスでも手間がかかる。数百記事を積み上げた大規模サイトでも記事メンテナンスに手間がかかるのは同じだが、ドメインごとの管理はペラサイトならではといえる。
ペラサイトの量産でサイト開設やドメイン管理の手間が負担になる場合は、ペラサイト量産に特化したツールを活用すれば、作業の大幅な効率化で解決できる。
ペラサイト量産ツール「ぶらはら」について解説した記事も参考にしてくれ。
ペラサイトでかかる費用
ペラサイト運営で最もネックとなるのが、実質的に出ていくコストだ。
どのようなコストがあるのか紹介する。
サーバー代
WordPress でサイト構築するにはサーバー契約が必要だ。サーバー代は、多くのアフィリエイターに支持されている「Xサーバー」や「コノハウィング」なら月額1,000円前後から。
サテライトサイトとしても活用したい場合は、「123サーバー」等のIP分散サーバーを使う方法もある。
ドメイン代
WordPress でペラサイトを作成する場合は、独自ドメインが必要だ。1サイトごとに1ドメイン必要であり、ドメイン代が最も負担となるところだ。
ただし、中古ドメインを業者から購入する際は、1ドメイン数千円から数万円することも珍しくない。量産必須のペラサイトで、当たるかどうか分からない中古ドメインを高額で購入するのは誰でもキツいだろう。
大量に中古ドメインを入手したい方の「手間」や「コスト」の悩みを解消するために私がつくったツールが、中古ドメイン検索ツール「ドメイン転生」だ。
「ドメイン転生」を使えば、どんなに高価値なドメインでも効率的に探索可能。しかも原価で仕入れできる。ドメイン転生の機能を堪能してみてくれ。
ドメイン転生の詳細はこちらドメイン更新料
ドメインは、初年度が安くても更新料が高いことがある。
例えば「.com」や「.net」のドメイン更新料は年間1,500円前後だが、5,000円以上、10,000円以上かかるドメインもある。初年度はキャンペーンで0円や格安だったとしても、更新料が高額になるケースも珍しくない。
成果が出ずにドメインを更新しない場合であれば問題ないが、当たりドメインで更新する際に後悔しないよう、事前に確認してから購入すると安心だ。
サテライトサイトとしてペラサイトを構築するような場合にはIP分散も必須で、複数のサーバーを契約する場合はコストもかかるだろう。
自演リンクのコストやリスクを押さえたい方には、私が提供している被リンクツールがあるので、こちらもチェックしてほしい。
ドメイン阿修羅の詳細はこちらテーマ代
WordPressで有料テーマを利用する場合はテーマ購入の代金が必要で、金額はテーマによって様々だ。
もちろん無料テーマを活用すれば、テーマ代は節約できる。無料でも優秀で人気の高いテーマ「Cocoon」を利用するといいだろう。
ペラサイトで稼ぐなら中古ドメインは必須！格安で入手しよう！
ペラサイトは1ページで構築するため、初心者にも取り組みやすいサイトといえる。
キーワードやジャンルと相性の良い中古ドメインが見つかれば、収益化も夢ではない。
ただし、中古ドメインさえ使えば上位表示して商品が売れる、というわけではなく、ペラサイトではとにかく量産が必須であり、そのうちいくつかが当たるといった運もある。例えば評価の高い高額な中古ドメインを使ったとしても、当たるかどうか確実なところは記事を公開してみなければ分からない。
だからこそ、ペラサイトではドメイン探しとコストのかけ方が鍵となる。
ペラサイトを量産するときは、優良な中古ドメインを賢く入手して、少しでも有利に戦略を進めよう。
