シリウスもワードプレスもペラサイト運営に向いている。双方にメリット・デメリットがあり、どちらを選んででも間違いではない。
余力があれば両方試して自分に合った方法を見極めるのもいいだろう。
だが、「時間もコストも限られているのに、とてもそんな悠長なことはしていられない!」というのが現実だ。
ペラサイト初心者で、ワードプレスとシリウスのどちらにするか決めかねているのなら、手っ取り早くこの記事を読んでほしい。
最後まで読めば、どちらを選べばいいか決断できるはずだ。
ペラサイトを作るならワードプレスとシリウスどっちがいい?
ペラサイトでは、以下のソフトがよく使われている。
- ワードプレス(WordPress)
- シリウス(SIRIUS)
- ペライチ
ペライチの解説はこのページでは割愛するが、以下の記事で紹介しているので、気になる方はチェックしてくれ。
ペラサイト作成にあたっては、ワードプレスとシリウスがよく比較されるが、それぞれに料金も特徴も大きく異なる。違いをしっかり把握できれば、どちらが自分に合っているか迷わずに済むだろう。
シリウスとワードプレスの比較一覧
シリウスはリニューアルしており、 [date format=”Y年”]現在はシリウス2が 販売されている。
シリウス2とワードプレスの違いを、一覧で比較してみよう。
比較項目 | ワードプレス | シリウス2 |
---|---|---|
特徴 | オープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメントシステム) | アフィリエイトサイト用サイト作成ソフト |
市場シェア | 世界全Webサイトの42.8%が利用 (オーストラリア拠点のインターネット・Webテクノロジー専門第三者機関「W3Techs」による2023年12月3日時点でのデータ参照) | 導入者数60,000ユーザー (公式サイト参照) |
コスト | ・無料 ・有料テーマ利用の際はテーマ代 | ・SIRIUS2本体(1ライセンス買い切り型)28,800円(税込) ・複数台のPC利用では追加ライセンス購入が必須 |
サポート | なし | ・1年間無料サポート付きサポート終了後のバージョンアップは非対応 ・2年目以降の年間サポート7,700円(税込) |
機能 | ・無料テーマ(11,000種以上)・有料テーマ共に豊富 ・テーマにより機能が異なる ・無料プラグイン(59,000種以上)で様々な機能を追加可能 | ・4種のデザインテンプレート実装 ・サイト高速化豊富なデザインパーツ ・レイアウトや配色のカスタマイズ |
レンタルサーバー | 必要 | 必要 |
対応OS | ・Windows ・Mac ・Linux ・FreeBSDほか | Windows専用 |
レスポンシブ対応 | ほとんどのテーマで対応 | 対応 |
情報 | 豊富 | 少ない |
シリウスとワードプレスの違いから見るおすすめ
シリウスもワードプレスも、HTMLやCSSの知識がなくてもペラサイト作成が可能である点では共通している。
シリウスとワードプレスで特に大きく異なるのは、以下の4点だ。
- 市場シェア
- 料金
- 対応OS
- 自由度
これらの違いのどれをとっても、世界中で利用されているワードプレスの圧勝といえる。どちらか迷ったら、ワードプレスを利用してみるといいだろう。
ワードプレスは無料で利用者も多く、情報も広く配信されているため、困った時でも大抵の問題はインターネット上で解決できる。
ワードプレスにはテーマとプラグインを入れる必要があるが、無料テーマも無料プラグインも豊富で、自由にカスタマイズ可能だ。
ペラサイト作成でワードプレスが向いている人
以下に該当する方には、ワードプレスでのペラサイト作成がおすすめだ。
なお、別記事でもワードプレスでペラサイトを作るメリット・デメリットでも詳しい内容について触れている。こちらも参考にしてくれ。
できるだけ費用を抑えたい人
なんといっても、ワードプレスのように使い勝手の優れたCMSが無料で利用できるのは嬉しいポイントだろう。
ペラサイトでは中古ドメインに費用をかけたほうが効率的であり、ソフトのコストを抑えたい方にもぴったりだ。
中古ドメインの費用を抑えたいときは、私が提供しているドメインやツールの活用も検討してくれ。
販売中の中古ドメインはこちら ドメイン転生の詳細はこちら個性的なページを作成したい人
ワードプレスではテーマやプラグイン、コーディングによって、ページを自由にカスタマイズできる。テーマによってデザインも自由に選べるのだが、テーマは11,000以上にも及ぶ 。
ほかにない個性的なページを構築したい方には、ワードプレスが向いている。
プラグインでいろいろな機能を使いたい人
ワードプレスで利用できる拡張機能は非常にバラエティに富んでおり、その数は59,000以上。
シリウスは多機能だが、ワードプレスは必要な機能のみ選択して搭載することで、シンプルかつ快適なサイト構築が可能だ。
Windows以外のOSでも利用したい人
ワードプレスは、Windows以外のOSにも対応している。
シリウスはMac非対応であり、ワードプレスの汎用性の高さは重要なポイントだ。
学びながらビジネススキルを磨きたい人
ワードプレスはペラサイトだけでなく、ブログやECサイト運営などでも広く活用されている。ペラサイト作成で培ったスキルは、ほかの業務でも使える可能性があるということだ。
ワードプレスをマスターする上でサポートがないのを心配することはない。なぜなら利用者が多く、ネット上に情報が溢れているからだ。無料テーマ「Cocoon」などの人気テーマを選べば、様々な情報でサポートされている。
困ったときでもすぐに解決して使い方をマスターできる上、そのスキルはまた新たなビジネスの役に立つだろう。
ペラサイト作成でシリウスが向いている人
以下に該当するならば、シリウス2を使ってみるといいだろう。
なお、別記事でもシリウスでペラサイトを作るメリット・デメリットについて詳しい内容について触れている。こちらも参考にしてくれ。
継続的なコスト負担があっても問題ない人
シリウスは初期投資が必要で、継続利用する際は毎年固定費としてサポート料金が必要だ。このコスト負担が障壁とならないのであれば、簡単にペラサイトを作るための選択肢としてシリウスの導入を検討するといいだろう。
ワードプレスで挫折経験がある人
ワードプレスにチャレンジしたものの挫折した、という経験がある人は、ワードプレスよりは難易度が低いシリウスにチャレンジしてみる価値がある。
ただ、ワードプレスでうまくページをデザインできなかったという場合は、テーマ選びで失敗している可能性もある。例えば無料テーマのCocoonや有料テーマのSWELLなどをチェックしてみてもいいだろう。
できるだけ簡単にペラサイトを量産したい人
シリウスはテンプレ型のサイト作成システムであり、サイトづくりが始めての方でも、ボタン操作で比較的簡単に作業を進められるはずだ。予め用意されているテンプレートにタイトルや記事を入力し、装飾や画像を挿入してくことでページが仕上がる。
シリウス1つで全てのペラサイトを一元管理できる便利さは、ワードプレスにはない。
難しい作業をなるべく省いて簡単にペラサイトを量産したい人に向いている。
サポートが必要な人
シリウスにはメールサポートがあり、使い方やトラブル時に対応してもらえる。
登録後1年間は無償サポートで、2年目からは有料での契約が必須となるが、ワードプレスにはサポートがないため、サポートありのシリウスのほうが安心感を得られるだろう。
ワードプレスでペラサイトを作ってみよう
シリウスも優れたホームページソフトだが、私のおすすめは自由度が高く無料で利用できるワードプレスだ。
シリウスにはサポートがあるが、あくまでもシリウスに関する使い方やトラブルへの対応に限定される。ワードプレスでもシリウスでも、自分でノウハウを調べてマスターしていく必要がある点ではさほど変わらないだろう。
それならば、無料で利用できるワードプレスからチャレンジしたほうが合理的だ。
なによりワードプレスは利用者が圧倒的に多く、YouTubeやブログから溢れるほどの情報から使い方を学べる。サイトを育てるためだけでなく、将来ビジネスを加速していく場面でもワードプレスのスキルはプラスになるはずだ。
ここまで見てもどちらを選ぶか迷うようなら、無料のワードプレスを選んで、まずはページを作成してみるといいだろう。
ワードプレスで作成したペラサイト見本は以下の記事で紹介しているので、参考にしてほしい。
ワードプレスでペラサイトを量産したい場合は、私が作ったテンプレートもあるのでチェックしてくれ。無料テーマ「Cocoon」をペラサイト用に最適化したテンプレートだ。マイグレーションというプラグインで簡単にペラサイトを量産できる。