ドメインパワーとは何か?チェック方法とドメインパワーの上げ方

目次

ドメインパワーの正体

引用 Majestic公式Youtube フローメトリックス

 

「中古ドメインはドメインパワーがついているので検索順位が上がりやすい」

まるで魔法のような言葉に、「そのドメインパワーって何?どこを見ればいいの?」と疑問に思ったことはないだろうか。

 

今回、

・ドメインパワーの基本

・ドメインパワーの見方(aHrefs、MOZ、Majestic)

・チェックすべきポイント

を説明する。

 

aHrefsとMajesticは月額の有料サービスのためドメインパワーを数値化して見ることは難しい。未加入者はMOZを使用してみてくれ。特にChromeアドオンのMozbarは無料で無制限にドメイン指標を見ることができるのでおすすめだ。

Mozbarのインストール・使い方

 

ドメインパワーとは?

主なドメインパワーを決める評価要素は

  • コンテンツの質と量
  • 過去の外部サイトからのリンク
  • 現在の外部サイトからのリンク
  • ドメイン運営期間

である。

 

Googleはページ単位の評価に加えてドメイン単位で評価をしている。

このドメインは評価されているページが多いので次に出す新規記事もある程度評価をあげよう、というわけだ。

 

上記評価要素の中でも外部サイトからのリンクがドメインパワーを決める一番大きな要素だ。

 

googleが外部リンクの評価を決めるルールは

・外部サイトからの評価数
・外部サイト自体の信頼性

である(と推測されている)。

 

信頼性の高いサイトが「このページはいいね!」と評価したものをgoogleはいいページと判断する。

またいい評価をする人の数が増えればさらに評価は上がる。

 

これを一般的に外部評価と呼ぶ。

 

新規ページを評価するために

新規に作られるページを評価しようとしても、信頼性の高い人が「いい!」と言わない限り評価されない、となると困るな。本来は評価されるべきページも人目に付かないまま放置されてしまう可能性が出てくる。

そこで評価されてきたページが多いサイトであれば、新規記事も「これまでいい評価を受け続けているサイトの記事だから最初から評価をプラスしておこう」という仕組みがある。この仕組みを実現するためにドメイン評価というものができた(はず)。

ドメイン評価が高いサイトは新規記事をアップしても有利なんだ。

 

新規ドメインはまったく評価ゼロからスタートするのに対して
中古ドメインはすでに過去に外部サイトから評価されているため新規記事をアップしても評価が加算される。

 

ドメインパワーを上げる方法

ドメインパワーを上げるためには外部評価をつける必要があることは理解していただけたはずだ。

 

自分の手持ちサイトからリンクを送る

他のサイトから記事を紹介してもらう

SNSで自分のサイトをシェアする(してもらう)

 

という方法がある。

ホワイトハットSEOでは、これらを記事の価値を高めることで実現する。

ブラックハットSEOでは、これらを故意的にリンクを送ることでドメインパワーを強める。

 

ドメインパワーを調べる方法

ドメインパワーのアルゴリズム(仕組み)はブラックボックスだが、海外SEO業者はGoogleの評価アルゴリズムを想定して独自のクローラーで世界中のサイトを定期的に見回ってドメインパワーの値を出している。

ドメイン指標を作るために膨大な費用がかかるため会員制サイトでドメインパワーを公開している。(MOZは一部無料)

 

代表的なドメインパワー一覧

新規ページを評価するためにの話に出たとおり

ドメインの強さは

  • ドメイン全体の強さ
  • ページ単位の強さ

に分けられる。

ページの強さは直接外部サイトからページが評価を受けている実績
ドメインの強さは評価されているページが積み上がった結果となる。

 

どのSEO業者もドメイン・ページそれぞれの指標を持っている。

aHrefs

DR:Domain Rating / ドメインレーティング
UR:URL Rating / URLレーティング

 

MOZ

DA:Domain Authority / ドメインオーソリティ
PA;Page Authority / ページオーソリティ

 

Majestic

TF:Trust Flow / トラストフロー
CF:Citation Flow / サイテーションフロー

 

Majesticだけ評価基準が異なりドメインパワーの章で解説したとおりGoogleが評価する原理である

・外部サイトからの評価の数(サイテーションフロー)
・外部サイト自体の信頼性(トラストフロー)

をそのまま数値化している。

 

どのドメイン指標がいいのか?

結果的にはどのSEO業者のドメイン指標も似かよってくる。

例えばTrust Flowが10以下という低いドメインを200個集めてaHrefsのDRを測るとDR5以上のドメインは0〜4個程度となる。

逆にTrust Flowが25以上のドメインを200個集めるとaHrefsのDR5以上は100個程度となる。

人によってどのドメイン指標が信頼できるという好みは存在するが…。

 

先日アンケートを取った結果も載せておこう。

 

ドメイン指標の見方

トップページを見る

ドメインパワーを調べるときはトップページを調べる。

 

トップページのページ評価は

  • ルートドメイン
  • サブドメイン(www付き)

で違うから注意だ。

 

私のサイトはwww付きで運営しているのでaHrefsの画面で例を見せよう。

 

良い例(wwwをきちんとつけた場合)

 

悪い例(wwwを入力しなかったら)

UR(URLレーティング)がwwwなしの場合低いのがわかるだろう。ページ評価はUR15が正しい数値となる。

 

どのSEO業者のドメイン指標でもwww付きとwwwなしは別ページと判断されている。

 

ドメイン指標をどう見てどう活用するか

トップページを評価すると、

・トップページ自体のページ評価

・ドメイン全体の評価

がわかる。

 

ページ評価が高い

トップページが直接高い評価(信頼性の高いリンク)を受けている。この場合トップページを活用すればいい。(要するにペラサイト向け)

 

ドメイン評価が高い

トップページ以外のページでも高い評価を受けている。この場合トップページを気にすることなく新規記事を追加していけばいい。

 

 

Q. もしドメイン評価とページ評価どちらも同じ数値であれば、どちらが評価として高いのか?
A. 外部評価を直接受けていることを示すページ評価のほうがすでに評価を受けているのでポイントは高い

 

 

個別ページを見る

自サイトやライバルサイトの個別ページがどんな外部評価をされているか知りたい場合に使用する。

 

下の画像の場合、ドメイン評価自体が高いためにGoogleに高く評価されていると推測することができる。

 

 

 

各SEO業者のドメイン指標画面の見方

各SEO業者のドメインパワーの見方を画像でお見せしよう。

 

aHrefs

 

MOZ

 

Majestic

 

Majesticグラフの見方

Majesticはドメイン評価を視覚化したグラフ2種類を提供している。

リンク元の

・ドメイン単位
・ページ単位

のドメイン指標の分布図だ。

 

ドメイン単位(左)

・信頼性の高いドメインからのリンクがあるかどうか

・信頼性の低いドメインからのリンクがあるかどうか

 

ページ単位(右)

・ページ自体が評価されているページからのリンクがあるかどうか

・低品質ページから複数(ウィジェット等から)のリンクがあるかどうか

 

などがわかる。図にわかりやすく見ておきたい箇所を解説しているのでそれくらいでいいだろう。

 

 

Majesticのメリット

TF / CF = 信頼性の高いサイトからの評価割合

を求めることができる。

 

TF / CF の高さを選定基準をする海外中古ドメイン業者も多いようで海外サイトでたまに目にする。

基準値は1を超えるといい。

逆にこの数値が1以下になると低評価のサイトからのリンクがあるわけでスパムの可能性が高くなる。

 

まとめ

ドメインパワーの見方を解説してきたがいかがだったろうか。

 

それなりに詳しく解説したが、みなさんはこの知識を全て実践に活かす必要はない。それよりも立派なサイトを作ることに集中してくれ。

 

ドメインパワーという数値があることで何かゲームのようにハマる人もいるが数値を気にしすぎずコツコツとサイトを作るほうが喜びが多いぞ。

 

あとライバルサイトを調べるよりも自サイトの成長を見るためにドメイン指標を使った方がいい。

 

解説は以上だ。

また何か解説してもらいたいことがあれば質問箱に書いてくれ。

 

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この記事を書いた人

ドメイン千年戦争を生きた騎士オーラン。中古ランプを手に入れて中古ドメインでペラ量産しまくる騎士。武器はペラサイト流星剣。

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