Link Explorerとは
MOZのOpen Site Explorerに代わる新サービスとしてLink Explorerが誕生しました。
Open Site ExplorerのAPIデータは更新されておらず、間もなく使えなくなります。
Link Explorerの使い方
Link Explorerの使い方を解説しましょう。
データの見やすさがアップしています。
Link Explorerメインメニュー
OverView
OverViewはデータ概要です。一目で被リンクデータを見ることができるので中古ドメインの選定に向いています。
Domain Authority:ドメインランク
Linking Domains:被リンクドメイン数
Inbound Links:被リンク数
Open Site Explorerと比べて20倍以上のデータを収集できるようにパワーアップしています。またドメイン評価のロジックも変更されました。
Ranking keywords:(GoogleUSで50位以内に入っているキーワード数)こちらはUSのみ対応ですので日本国内サイトは数値は出てきません。
Overview画面の下に表示される4つの被リンク情報一覧を解説します。
被リンク情報が視覚的に見やすくなって情報量も増えています。
パッと見ただけでリンク状況がわかる新しいデータ一覧。
(左上)Top followed links to this site:
被リンク元URLのうちページオーソリティが高い順に表示。影響の強い被リンク元がわかります。
(右上)Top pages on this site:
ページオーソリティが高いページ一覧。自サイトの中で被リンクを受けて評価されているページがわかります。
(左下)Top anchor text for this site:
アンカーテキスト一覧。中古ドメインの場合アンカーテキストを知ることで過去にどんなサイトだったわかります。
(右下)Linking Domains by DA:
高オーソリティサイトからのリンクの有無とボリューム、比率がわかるので中古ドメイン取得をするときは要チェックです。
Inbound links
中古ドメイン選定において、影響の強い被リンク元データを知ることは重要です。
データ項目
URL:被リンク元URL
Anchor text:アンカーテキスト
PA:ページオーソリティ(ページランク)
DA:ドメインオーソリティ(ドメインランク)
Linking Domains:1ドメインから何ページからリンクされているか。この数値は不正確なので気にしないでいいです。
Spam Score:スパムスコア。スパムの可能性の割合を表示します。
並び替え
Inbound linksのデータ一覧は、PAの高い順に並んでいますので、影響の強いリンク元がわかります。Spam Scoreが気になる場合は、Spam Scoreを押すとスパムの可能性の高い被リンク元を洗い出すことができます。
無料版の制限
50行までは無料で表示できます。並び替えするとそれぞれ上位50行となるので困ることはないでしょう。
Linking Domains
リンク元ドメイン一覧
見るところは少ないですが教育機関、政府機関からのリンクやNAVERなどDAが強いドメインを探すなどができます。
スパムスコア順に被リンク元ドメインを表示。
無料版の制限
10行まで表示します。
Spam Score
▼ スパムスコアの算出方法を詳しく説明
スパムスコアの算出方法が改定されて、ページ単位でスパム原因も分かりやすくなりました。
Open Site Explorer(以前のMOZ指標)
以前は、スパムスコア17項目のうち、いくつ該当するかというポイント制でスパムスコアが表示されていました。これがとても分かりづらくて1項目該当してもスパムサイトの場合もあるし、5項目以上該当してもスパムサイトではないという現象が多々起きていました。要するにいくつ該当するかでスパムかどうかを判断することの矛盾がありました。
Link Explorer(新しいMOZ指標)
今回は、ポイント制ではなく%表記になっています。スパムスコアの計算には27項目の要素が用いられるように改善されています。
基準値を知りたい方はこちらの記事に詳しく掲載していますのでご覧ください。
▼ スパムスコアの大きな改善点がこちら
低品質なリンクの表示
スパムスコアが高い被リンクURLを降順に表示しているのが最大の改善点です。以前のスパムスコアもページURLを表示することは可能でしたがデフォルトではドメイン名のみの表示でした。ページURLの表示ができることを知らない人も多かったのではないかと思います。
今回はデフォルトでページURLを見て実際にリンク先を確認することができます。これによってリンクの否認を行なえば低品質のリンクを除外することがカンタンにできます。