アフィリエイト目的のブログなど、新たなWebサイトを立ち上げる際は、SEO効果の高い中古ドメインを使いたい方も多いだろう。しかし、探し方が分からなければ、良い中古ドメインも取得できない。
このページでは、そんな中古ドメインの探し方を詳しく解説する。自分に合った方法を見つけて、効果的な中古ドメインを取得しよう。
中古ドメインの探し方5選
中古ドメインを探す方法は複数ある。ここでは、5つの方法を解説する。
Expired Domainsで探す
Expired Domainsとは、失効したドメイン(=中古ドメイン)の巨大なデータベースをもつサイトだ。Expired Domainsを活用すれば、自分で中古ドメインを見つけられる。
中古ドメインの最大のメリットはドメイン代が高いことだが、Expired Domainsで見つければ原価で購入できる。自分で中古ドメインを探したい方に、もっとも強くおすすめする探し方だ。
通常のドメインを取得する場合、価格は1ドメインあたり1,000~3,000円程度。以下はバリュードメインでドメインを購入する場合の価格だ。
ドメイン名 | 新規取得価格(初年度) | 更新価格/年 |
---|---|---|
.com | 1,770円 | 1,900円 |
.net | 2,048円 | 2,048円 |
.jp | 2,035円 | 3,930円 |
ドメイン販売業者や購入時のセール状況等によって価格は異なるが、中古ドメインを自分で見つけると、上記の価格帯で取得できる。数万円の高いドメイン代を負担せずに済む。
Expired Domainsで中古ドメインを探す方法は、以下の記事で詳しく解説している。
404エラーをたどって探す
リンク切れチェッカーなどのツールで、Webサイトの404エラーページを見つけて中古ドメインを探す方法だ。
404エラーとは、該当のページが存在しないことを示すエラーだ。404エラーを見つけたら、実際にページを開いて確認しよう。
404エラーには以下の2パターンある。
- 該当ページは削除されているが、サイトは生きている
- ドメインの更新切れで、サイト自体が表示されない
サイト自体が表示されないのはドメインが使われていないからだ。所有者がいる場合もあるが、取得できる可能性が高い。
404エラーページをたどって探す方法は、1つ1つ手作業でチェックする必要があり、相当の手間がかかる。しかし、お宝ドメインが見つかる可能性もある、面白い方法だ。
ドメインクローラーで探す
ドメインクローラーとは、Web上で自動的に中古ドメインを見つけ出してくれるツールだ。私は、海外製の中古ドメインクローラー「PBN Lab」をおすすめする。
有料ツールだが、月額の定額プランのほかに都度購入できる買い切りプランもある。
中古ドメインを探す際は、キーワードを指定するだけ。直感的な操作で中古ドメインを見つけられる。PBN Labの使い方やプラン詳細について詳しくは、以下の記事で解説している。
ドメイン販売業者から購入する
中古ドメインを扱うドメイン販売業者を通じて購入する方法だ。中古ドメインは多数の業者が扱っていて、中でも以下のサービスがよく利用されている。以下の情報は、2024年7月8日時点でのデータだ。
販売業者(サービス名) | 販売形式 | 在庫数 | 価格帯 |
---|---|---|---|
オーランの中古ドメイン販売 | 定額販売 | 約30 | 4,800円~ |
バリュードメイン (JPドメインオークション) | オークション | 約300 | 3,300円~ |
お名前.com (ドメインオークション・ .jpドメインオークション) | オークション | 約400 | 3,300円~ |
中古ドメイン販売屋さん | 定額販売 | 約2,200 | 1,000円~ |
ムームードメイン (JPドメインオークション) | オークション | 約300 | 3,300円~ |
ウルトラドメイン (リユースドメイン) | 定額販売 | 約500 | 13,200円~ |
オーランの中古ドメイン販売は、私が提供している。在庫数は少ないが、私の厳しく丁寧なチェックで厳選した、高品質な中古ドメインばかりだ。
販売中の中古ドメインはこちら海外の有料中古ドメインリストで探す
有料中古ドメインリストとは、以下のとおり中古ドメインのリストを閲覧できる有料サービスだ。
英語表記のため表示内容が分かりにくく、初心者には少々難易度が高い。
しかし、各種指標を閲覧できるので、単語の意味さえ覚えればドメインは探しやすいだろう。手作業でスパム診断されているため安心感がある。高評価で安全性の高い中古ドメインを簡単に取得できておすすめだ。
1Dayプランと1weekプラン、1monthプランの3つの料金プランが用意されている。
中古ドメイン有料リストPBN Premiumの使い方は、以下の記事で紹介している。
中古ドメインは「自分で探す」か「業者から購入する」かの2択
中古ドメインの探し方は、自分で探すか業者から購入するかの2択だ。それぞれにメリット・デメリットがある。詳しく見ていこう。
自分で探すメリット・デメリット
自分で中古ドメインを探す場合のメリットとデメリットは、以下のとおりだ。
メリット | ・原価で購入できる ・中古ドメインのノウハウが身につく |
---|---|
デメリット | ・手間や時間がかかる ・良質なドメインが少ない |
手間や時間はかかっても、コストを抑えたい人は自分で探すといいだろう。ノウハウもマスターできて一石二鳥だ。
自分で中古ドメインを探す際は、Expired Domainsとドメイン転生の組み合わせをおすすめする。
ドメイン転生の詳細はこちら業者から購入するメリット・デメリット
中古ドメインをドメイン販売業者から購入する場合のメリット・デメリットは、以下のとおり。
メリット | ・良質な中古ドメインが多い ・手間や時間を省ける |
---|---|
デメリット | ・取得金額が高い ・中古ドメインのノウハウが身につかない |
良質な中古ドメインをすぐに入手したい人や、自分で選ぶ自信がない人は、ドメイン販売業者から購入するといい。価格は高いが、指標等が記載されているため、手間や時間をかけずに中古ドメインを見つけられる。
おすすめはもちろん、私が運営する中古ドメインショップだ。多くの業者は、ほとんどが自動判別でドメインを調査している。実際にはほとんど価値のないようなドメインが、高額で販売されているケースも珍しくない。
しかし、私が自ら厳選した中古ドメインは、1つ1つ手動で目視チェックしている。販売数は少ないが、自信をもって提供できると判断した中古ドメインしか扱っていない。
販売中の中古ドメインはこちら中古ドメインの取得前には精査が必須
中古ドメインをどの方法で探しても、本当に取得すべきドメインか、取得前の対策として以下の精査が欠かせない。
- 過去の運営ジャンルは何か?
- リダイレクト履歴がないか?
- ドメインエイジ(年齢)は長いか?
- ワンオーナーか?
- 日本語で運用されていたか?
- 被リンクの量・質は十分か?
- ペナルティはないか?
中古ドメインはSEO効果が高く、アクセス数を増やすのに効果的だが、リスクもある。しっかり精査して効果的で安全性の高い中古ドメインを見つけよう。
中古ドメインの選び方について詳しくは、以下の記事で分かりやすく画像付きで解説している。
中古ドメインの探し方をマスターしよう
中古ドメインの探し方は複数ある。自分で探す方法はやや難易度が高いが、中古ドメインに関する知識が増え、ノウハウも身につく。原価で良質な中古ドメインを入手できるので費用対効果もアップする。
自分で選定する自信や時間がない人は、ドメイン販売業者から購入するといい。コスト負担は増えるが、手間を省いてドメインを選択できる。
自分で探すか業者から買うか、それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自分に合った方法を選択しよう。
中古ドメインの使い方は、以下記事を見てくれ。